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江東かわかみ君のブログ

コロナ禍暇つぶしの日々日記

漢字のお話

弊社は、文字入力をシゴトする会社です。

 

様々な書式の文字入力を行ってます。

 

漢字って世界で2番目に使用者数が多いそうです。

 

そんな漢字に関するお話です。

 

小生、難しい歴史話は詳しく承知してないが、米国(多分❓)を発祥とするコンピューターの出現と共に世界の文字をコード化するUNICODEなる分類が有る。当初は、IBM等の大型コンピューター向けに整備されアラビア文字などを含むアルファベット文字文化圏(ABC...abc...)を基本とする共通コードだったが、Mictosoft社が、個人向けに小型コンピューターが世に出没する時代から、流れが変わってきた。すなわち日本や韓国、中国など漢字を扱う国に対する多言語対応の構築である。そこに登録されている漢字の分類整備は近年でも行われている。日本では・・・

当用漢字1,850の漢字
常用漢字2,136の漢字

更に旧字体や異形字、略字、正字等、総数を数えればキリが無い数になる。

 

また弊社シゴトには、中国の文字取扱も出現する。中国では、1951年に毛沢東の文字改革で旧字体から簡体字と称される漢字に変わって新旧様々な漢字が存在する。

 

こんな話をご存じでしょうか❓ ・・・ひと葛/ひ葛

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 文字入力の世界にも様々な文字が出現しますが、基本は、見たまま入力です。

 

見たまま・・・とは、その形状(姿)のまま入力するんです。※顧客の仕様に従いますが・・・

 

 

パソコンキーボードから、文字を入力するには、いくつかの方法がありますが、基本は、読み方を入力(ローマ字/カナ)して文字変換・・・が基本です。他にも部首や画数による入力の他、入力専門の会社では、連想入力と称されるカナでの入力方法(熟練経験者)もあります。これ暗記の世界です。

 

例:「」の字は、風薬を連想して「ルル」とカナのツータッチで入力。

例:「」の字は、メカニズムと連想して「メカ」とカナのツータッチで入力。

例:「」の字は、重力(ニュートン)を連想して「ニト」と入力。

例:「」の字は、ハニーを連想して「ハニ」と入力。

 

 

中国では、五筆(うび)入力と称される文字字根を分解して入力出来る方法もあります。 低学年から五筆は学ぶそうなので、多くの人はこの入力が出来ます。

例えば「信」は「人言」(YとW)、「基」は「廾三八土」(AとD、W、F)のように分解

 

弊社の協力会社でも、五筆入力が基本です。入力会社にとって致命傷は、入力間違いです。前述の入力方法は、文字単字毎に入力しますので、その変換間違えても一文字の間違いですが、一般的な読み方から入力する変換する場合、変更候補選択ミスは致命傷です。

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小生も同様の理由で・・・日常はローマ字入力してますが、シゴトでは、単字入力です。

 

しかし、昨今・・・記憶が薄れ・・・文字が探せません。

 

 

 

そこで・・・こんな 便利 を使ってるんです。

 

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スマホSNSアプリ「WeChat」を使ってます。
※ LINEでも出来るそうですが、ワタシには、使い勝手がイマイチです。

 

 

アプリ(スマホ版とPC版)をダウンロードして、スマホ側でアカウントを登録します。次にスマホアプリを起動して、友達追加で「ファイル転送」を追加します。最後に、PC版を起動して、スマホ認証させます。

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スマホの文字入力設定ですが・・・

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 繁体と簡体の手入力です。

 

こんな流れです。


WeChat文字手書き入力方法

 

PCへ自動転送された文字を起動しているPCアプリにペーストすれば完了です。

 

どうでしょうか❓

 

 

しかし・・・

 

 

 基本、見たまま入力なんですが、Windows(シゴト)環境で納品できない文字があります。

 

例えばですが、「幍」「稻」「韜」

※ 「幍」のフォント(書体)が違いますよね❗ この違いを見抜く・・・なんです。

  

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そこで、新たなアプリがあります。

 

それは「区点覧」と称する優れものアプリです。

 

WeChatでPC転送された「幍」をコピーした後、面倒ですが、「区点覧」にペーストします。そうすると・・・その文字と文字コード(4種)が表示されます。

」と「なし」の場合、弊社の シゴト適合文字に無い(赤枠外)・・・なんです。

 

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以上、長々と書き残しましたが・・・おわかりいただけましたでしょうか❓

 

 

 

再見

 

 

 

追記:

小生デスクのマウス脇には、ワイヤレス充電を兼ねたiPhone鎮座が必須なんです。

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追記:

もう時効過ぎてると思います。昔、子供の名前を扱うシゴトしてる時、前述の「見たまま入力」で失敗も多々あります。

 

① 可愛いナナちゃんお名前を「十十」と作って納品。某大手コンビニ本部に呼び出され激しく叱咤されるも・・・提供された手書き原稿には、正しく「十十」と、しっかり、クッキリ 描かれてる。本部担当者・・・振り上げた拳の行き場に困り果てました。

② 原稿に描かれてた「相模原○×センター」・・・「木目木莫原○×センター」と納品・・・これも、その通り、しっかり、クッキリ 間を開けて描かれてました。

静岡県の三ヶ日のご住所・・・マンション名に「○×ハイツ三ヶ日」を「○×ハイツミケ日」・・・これも、その通り、しっかり、クッキリ カナので描かれてました。も大きく・・・(笑)

④ 七五三写真に載せるお子様のお名前に付ける年齢・・・(ゴサイ)と描かれてるから、そのまま納品したら、叱られた・・・

 

 

追記:

もうひとつ外字の話・・・弊社、年賀状シゴトに長年、従事してました。日本古来の人名字の歴史・・・に外字文化があるんです。代表は、はしご高/たて崎/点付き都/邦の上が飛び出ません/渡邊の種類も凄い数/令が跳ねる・跳ねない・・・ましてや写真で作る年賀状には、指定された書体(フォント)があります。弊社は、数千を超える外字文字を自社内製して活躍してました。

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