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江東かわかみ君のブログ

コロナ禍暇つぶしの日々日記

コロナ禍・・・2021年・・・三ヶ月の成果・・・続編

今年は、桜の開花も拝むこと無く・・・コロナ禍も沈静すること無く・・・暦がめくられてる日々ですが、我が学び暦も日々、進化してます。

 


今回、ちぃっとマニアックなお話です。

 

3Dプリンターで造形物を作る手順ですが、まずお絵描きから始まります。


そのお絵描きデータを3Dプリンターへ引き渡すには、CADデータをSTLデータに変換します。次に、そのSTLデータをgcodeと称されるデータに変換します。3Dプリンターは、そのgcodeを読み込んで造形物を作ります。

 

大昔、学生の時、製図授業が好きでした。当時は、斜めに設置する製図板に向かって、T定規と三角定規・・・エンピツ先端を削って、シコシコ描いてました。社会に入ってドラフターと呼ばれる製図板に進化します。

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今は、パソコンに向かってマウス操作で描きます。それは、CADと呼ばれ、様々なソフトウエアがありますが、私は、無償のDesignspark MechanicalDSM)を使ってます。

 

DSMは、3Dを描くことが出来ます。

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DSMで描かれたデータを、STL形式のデータとして出力します。

 


次のステップは、スライサーと称される工程です。

 

このソフトウエアは、3Dプリンター本体を購入すると、必ず添付されるソフトですが、世の中には、多くのソフトウエアが存在します。

 

三年前、本体購入時に添付されていたソフトは、Slic3rと云われるソフトウエアです。

 

今回は、そのお話です。

 

本体購入後は、本体操作の習得に明け暮れスライサー存在まで頭が廻りません。ただ印刷直前のデータ変換儀式程度の認識でした。

 

しかし、本体操作にも慣れ、様々な造形物が出来上がってくる度、その完成度に疑問を抱くようになります。

 

その完成度に影響するのが、このスライサーソフトウエアなんです。

 

数多いソフトウエアですが、それぞれ3Dプリンターとの相性があるようです。

 

相性の前に、3Dプリンターの基本調整が仕上がっている事が前提です。

 

一番は、造形物が作られる台(ベッド)の水平です。この水平とフィラメントが噴射されるノズル先端とのギャップ調整が最も基本的な調整になります。

 

我が3DプリンターPxmalionCoreI3には、当初、自動オートレベラーと称する自動で水平とギャップを決めてくれる機能が付いてるのですが、何が原因なのか、一度も使えた事がありません。A4ペーパーの端切れをギャップに挟んでベッドの高さをシコシコ調整します。これをベッドの大きさ(220mm四方)の四隅で調整します。一度、調整されれば、以後、何度も行う必要はありません。

 

この基本調整が出来上がっている前提でスライサーソフトウエアの効能が有効になるんです。

 

完成度(精度)を高めるには、このスライサーソフトの設定で調整しますが、ほとんどのソフトウエアは、外国製であり基本英語記述です。それを諸先輩が翻訳して日本語画面なってますが、項目を理解するには、経験しかありません。

 

Slic3rから、Ultimaker Curaと云うソフトウエアに切り替えました。これ設定出来る項目・・・なんと420項目もあるんです。英語と日本語のエクセル作りました。


暇に任せて、学びを続けてましたが、とある地点で壁にぶち当たります。

 

それは、iPhoneの三脚マウントを磁石で固定するMagsafe式の造形物を作っている時です。握り部分に曲面を沢山作りまして、Curaの特徴機能のザラザラ面に仕立てて作ってますが、更なる曲面カーブを取り入れた二世代目を描き上げた後、STL出力して、Curaで、そのSTLファイルが読み込めなくなったのです。

 

一作目の作品はコレです。


せっかく苦労してデザイン編集したにもかかわらず、造形物に至らない出来事なんです。一時は、続行を諦めましたが、ネット各所を渡り歩いて、三つ目のスライサーソフトウエアを見つけました。それは、KISSlicerです。

 

このスライサーソフトウエアに期待して、STLを読み込みましたが、延々1時間半かかって、読み込めたんです。

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そして、3Dプリンターから仕上がった成果物はコレ。

 

さぁそして、KISSlicerスライサーの操作方法の更なる学びに入りますが、Curaと違ってネット情報が少ないんです。このスライサー・・・(悲)

 

ソフトインストール後の正しい操作手順さえ良く分かりません。

 

そもそもスライサーソフトは、相手にする3Dプリンターとの連携が必要なんです。インストールしたソフトの中に、私の所有する3DプリンターPxmalionCoreI3の設定ファイル(プロファイル)が見当たりません。そこで、苦労して自前でプロファイルを作りました。それがこの動画です。


 

二つのスライサーソフトウエアを比較すると・・・

 

Cura ⇒ 

・設定項目が多すぎて素人には壁が厚い
・世間では流行っているようでネット情報は豊富
・ザラザラ表面機能は気に入っている
・STL読み込みに限界がある❓

 

KISSlicer ⇒ 

・ネット上に情報が少ないので理解に苦労する
・設定項目が少なく、どうも設定が自動処理されているようです❓
・おおきなSTLファイルが読み込める

 

造形物の比較では、KISSlicerの方が、Curaより品質が宜しいような気がする。

 

 

まぁまぁ長々と書き綴りましたが、本日現在の進捗を自分なりに忘備録として書き残します。

 

 

追記:
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