カップアンドコーンベアリングの調整
<第一章>
アイスクリームに似たようなワードを記憶するが・・・(笑)
《玉辺り》《玉押し》とか云うらしいが、車輪ベアリングの調整である。
まずは、この動画をご覧頂きたい。
ビアンキから乗り換えたマドン7sなる・・・
Trek Bicycle Corporation社 ⇒
マドン7Sインプレッション記事 ⇒
Madoneシリーズインプレッション マドン各グレードを乗り比べる | cyclowired
ドナルドトランプ次期大統領の米国製ロードバイク
立て続けの輪行ロングで病んだのか???
ブレーキが片効き・・・?
ブレーキ構造を眺めてたら・・・発見・・・後輪にガタがある。
即座に後輪を外すと・・・ナットが緩んでる
そこから本編ドラマが始まりました。
<第二章>
二度の秩父路百キロペダルに挑んだマドン7
前輪/後輪のブレーキング操作に違いがある
このマドン7の後輪ブレーキは、専用設計フレームのみに許され、エアロ効果が期待出来る・・・ダイレクトマウントブレーキ
この新しい構造は、ワイヤー取り回しで物理的にフロントとリアでブレーキワイヤーの長さが違うので、どうしてもブレーキレバータッチの感触が変わってきます。リアの方がグニャグニャした感じです。・・・と某ブログで紹介されてる。
それを頭ごなしにワイヤ取り回しを貶しあげく要点以外のトリムにまでケチ付け5万円見積出した某自転車屋の若造もいた・・・二度と会う事は無いと思うが・・・byby!
まずは、ブレーキパッドの片効きを解消しようと、自転車逆さにして調整試みるも・・・思うように仕上がらない・・・そこでタイヤの【ガタ】を発見した経緯である。
片効き調整以前に【ガタ】を治さなきゃと後輪外して眺めるが、シャフトWナットが緩んでいた・・・だけ? 取りあえずは治っちまった。
しかし、片効きは改善されない!
そこで、近くにオープンしている「アサヒサイクル東砂店」へ持ち込んでみる。
ブレーキ調整とギア調整・・・¥1,296円也
片効きは改善されてるが、仕組みに納得いかないワタシ(学び病)・・・再度の分解試み
同時にハブ構造をググると、このマドン7は【カップアンドコーンベアリング】なる構造体・・・柔らかく車輪を回転させると・・・ゴリゴリ感がある。
そこで、ワタシは燃えてきました。
《玉辺り》《玉押し》ワード(技法)解釈は、容易に理解できる、昔の杵柄
しかし、構造から、どうやってもWナットで締め付けが出来ない?
そんなアホな!
そこが【ガタ】の原因である。
その原因調査するには、特殊工具が必要!
このリング(CS-6800)を外す工具が無い!
えっ! トルクレンチも買わなきゃいかんの???
この際、買おう! 決めました。
しかし、何をどう買えば宜しいの!
ググりゃセット工具あるも・・・種類が多い
シマノホーロテックⅡ対応ってあるが・・・それかいな???
高いな!
こんな廉価セットもある・・・何が違うのか???
廉価セットをポチった。
次は、トルクレンチ・・・これも種類が多い。
対応トルク値から、コレをポチった。これも高い!
朝方、Amazonポチした工具は、プライム配達で夕刻に届いた。
早速、作業開始・・・ちぃっと待て!
トルクレンチのヘッドに、シマノロックリング脱着リング特種治具が収まらない・・・慌てて大雨の中、家の前、DIYカインズへ向かい変換アダプタ購入。
※ このトルクレンチで、アーレンチ3456辺りに触れるには、新たな変換治具が必要と判明するも今回作業では不要と次回購入に回す。
前輪は、構造が簡単なので《玉辺り》《玉押し》は、ワタシの感覚経験で確認された。
問題は、後輪である。
ここからハブ分解が始まった。
この資料、先に探しておくべきだった。(https://goo.gl/K30pXL)
<第三章>
後輪分解は、ロックアダプタを緩める事から始まる。トルクレンチと回転抑えるバイクハンドの組合せなのだが、何せお初の工具に手間取りました。
この時点で指先は、油まみれ!
ロックアダプタが外れれば、ギア部分を外すのだが、これもお初の作業、順番狂わしゃまずいと慎重に進む。外れたギアを一枚毎、並べる。
ついでに掃除もする•••時がドンドン経過する。
途中、スペーサーリングの存在、何故、この三枚がギア間に入ってるのかは知りません。裏表は無さそう、挿入ガイドも無い模様、グリスで張り付いてるから、見逃し易い、要注意だ!
先にシマノ資料を印刷して配置を知っておけば楽々ですな!
余分な部品が外れて、肝心なベアリング調整が始まる。
写真は、http://ff-cycle.blog.jp/archives/1062351506.html 様から引用
しかし、何度、手順を繰り返してもギア側のWナットを締められない。
途中、油まみれでの晩メシ挟んで、3時間は試んでた。
結論は、自筆図解を見て欲しい。
ギア側のWナットは、まともには締められない構造なのだ!
貫くシャフト全長の左右出っ張り具合均等を定めながら、ギア側を先にWナット締めて、ハブに挿入して逆側のWナットで、ベアリング調整を行うのである。
と言っても、シャフトを全て抜いてしまえば、ベアリング球が落ちてしまうから、落ちない範囲で行えば、球は落ちない。
分かりますかね?
しかし、シャフト全長の均等飛び出しがシャフトセンター2分割で無いから、ギア側のWナット締め個所《4㎜》の定めがちいっと難しいかな! 何度か失敗繰り返せば、たぶん、簡単ですよ! 偉そうにスミマヘン!
※ これは失敗の組み上げ・・・!
そして、Wナット締め具合で、変わってしまう《球だし》、これも何度か繰り返せば、簡単ですよ!
ここで、《球だし》と《シャフトセンター》が完成したら外したギアを順番に取り付けます。セットすべき印が有るからカンタン!
最後に、ロックアダプタをトルクレンチ『40Nm』で締め付ければ終わりです。
次回は、シャフトを完全に抜いて、ベアリング部分の完全洗浄とグリスアップまで、トライしてみたい。余りにもカンタンなので、千キロ毎位を目標にしましょうかね! どうだろう?
以上、慣れぬ作業の忘備録でした。
再見
追記:トルクレンチにセットするアーレンチ(3mm~)もポチ入荷しました。